大阪府茨木市にある総持寺は、寺院名が地名になるほどの北摂の有名な寺院です。
大阪で以前に取り上げた、北御堂、南御堂、大念佛寺のように歴史ある寺院なので、
永代供養に求められる永続性が高く、駅近で駐車場もあるので利便性も高い寺院です。
ご遺骨を納骨できる寺院は、お墓を建立しない方の選択肢の一つになります。
今回は茨木市・総持寺で永代供養する方法を解説します。
総持寺とは
総持寺とは仁和2年(886年)に創建された高野山真言宗の歴史があり、
日本遺産である西国三十三所観音霊場の22番札所、高野山真言宗の準別格本山でもあります。
西国三十三所観音霊場については、宝塚市の中山寺と 宝塚すみれ墓苑での永代供養についてをご確認ください。
現在の本堂は、慶長8年(1603年)に再建され、茨木市指定有形文化財に指定されています。
他にも仁王門や鐘楼などの建造物、縁起絵巻の絵画なども茨木市指定有形文化財に指定され
茨木市を代表する場所の1つです。

開門は午前6時で、閉門は午後5時です。
夜間の参拝はできません。
総持寺への行き方
住所は「大阪府茨木市総持寺1丁目6-1」です。
最寄り駅は
JR京都線・JR総持寺駅
阪急電鉄京都本線・総持寺駅
どちらの駅からも徒歩で約5分
地図を見ると寺院は両路線の中間に位置しています。


どちらの駅にも総持寺までの案内看板があるので迷うことはないでしょう。


車では寺院の南側にコインパーキングがあるので駐車してください。



利用できる時間は 7:45~17:00 と限定されているので注意してください。
永代供養する方法
総持寺での永代供養は「永代納骨」と呼ばれています。

一心寺や中山寺と異なり事前の予約が必要です。
高野山真言宗の寺院ですが、宗派・宗旨は問わずに利用できます。
骨壺の大きさに制限はなく、墓じまいなどの改葬した遺骨も納骨が可能です。
費用
費用は、永代納骨料供養料と呼ばれ 一霊10万円+布施3万円で 合計13万円必要です。
墓じまいなどで複数の遺骨を納める際は、納骨する人数×10万円+布施3万円となります。
以降の管理用は不要です。
納骨法要として僧侶が読経を行うので布施が必要です。
永代納骨の流れ
事前に電話もしくは寺務所の事務所で予約が必要です。
電話での予約は、午前9時から午後5時まで
総持寺寺務所072-622-3209で行います。
納骨日には、寺務所で所定の永代納骨供養料と布施を払います。

納骨する場所は本堂の裏側にある檀信徒永代納骨供養塔です。


ご遺骨は骨壺から取り出して石塔下の石室に直接納めるので、最終的には土に還ります。

宗派は問わずに永代供養できますが、納骨法要は真言宗でのお勤めになります。


ご遺骨を納めた供養塔がお墓の代わりになり、開門している午前6時から午後5時までは何時でも参拝できます。

ただし、午後5時以降の夜間の参拝はできません。
注意すること
永代納骨は他の方の遺骨と一緒に納める合祀型です。
そのために、総持寺に納めた遺骨の返還はできません。
また、永代納骨供養塔は屋外に建立されているので、雨天時には雨傘などの対策が必要です。
永代納骨の際には、納骨法要でのお勤めもあるので相応しい服装と数珠は持参しましょう。
一般的に「永代供養」とは、寺院や霊園に遺骨の管理を任せることを指します。
しかし、総持寺での「永代供養」とは、本堂内に永代奉安位牌をお祀りして、
総持寺にご先祖様・故人様を永代に行うことです。
つまり「お寺が仏壇」になる考えの供養方法です。

総持寺にご遺骨の供養を任せたい場合は、「永代供養」でなく「永代納骨」と伝えましょう。
最後に
今回は茨木市・総持寺で永代供養する方法を解説しました。
総持寺では「永代供養」と「永代納骨」で内容が異なります。
寺院によって永代供養の名称は異なります。
永代供養は多くの寺院で受け付けているので注意しましょう。
大阪には歴史のある寺院が多くあり、寺院以外にも納骨できる場所は多くあります。
お墓を建立しない方、墓じまいを検討している方の参考になれば幸いです。
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