今回は、大谷本廟と大谷祖廟での永代供養の違いについて解説します。
また、似たような名称の真宗本廟収骨については、現地での写真と自身の経験をもとに紹介します。
大谷本廟での永代供養についてはこちらの記事
大谷祖廟での永代供養についてはこちらの記事を参考にしてください。
宗派の違い
大谷本廟=浄土真宗本願寺派
大谷祖廟=真宗大谷派
浄土真宗という宗旨は同じですが宗派が異なります。
ちなみに浄土真宗は10の宗派に分かれています。
大谷本廟の浄土真宗本願寺派だけが「浄土真宗」と言い、真宗大谷派を含めた他の9派は「真宗」と言います。
納骨の選択肢と制限
どちらにも合祀型の納骨所がありますが、
大谷本廟の祖檀納骨は本願寺派の門徒さんのみ利用できます。
それに対して、大谷祖廟の大谷祖廟納骨は宗派を問わずに利用できます。
大谷祖廟の窓口で確認した際には、真宗大谷派の門徒さんでなくても納骨できますが、
納骨を縁に関わりをもってもらいたいとご返答をいただきました。
共に骨壺の大きさに規定はなし、改葬や墓じまいした遺骨も納めることができます。
ただし、骨壺の大きさによって金額が変わるので注意してください。
合祀型の納骨所は、安価ですが遺骨の返却はできないので注意しましょう。
合祀型ではない個別の納骨所があるのは無量寿堂を所有する大谷本廟だけです。
大谷本廟では新規の一般墓を建立できませんが、大谷祖廟では一般墓を建立できます。
合祀型ではない永代供養を選択肢を希望する方は、他の場所で樹木葬など他の方法を検討しましょう。
👉【関連記事】後継者のいないお墓問題|永代供養と樹木葬で後悔しないための選択肢
本山納骨
大谷本廟と大谷祖廟は、それぞれの宗派の本山の飛地境内です。
浄土真宗本願寺派の本山は西本願寺(正式には龍谷山本願寺)で、
浄土真宗真宗大谷派の本山は東本願寺(正式には山号はなく真宗本廟)です。

西本願寺の敷地内に納骨はできません。
東本願寺には「真宗本廟収骨」と呼ばれる敷地内に納骨する方法があります。
真宗本廟収骨について
真宗本廟収骨とは

真宗本廟収骨とは、東本願寺の敷地内にある御影堂に納骨することです。
御影堂とは
境内のほぼ中央に建つ、宗祖親鸞聖人の御真影を安置する真宗大谷派の崇敬の中心をなす重要な建物です。
真宗大谷派東本願寺のホームページ>トップ>東本願寺にお参りする>境内にお参りするより抜粋
正面76m、側面58m、高さ38mの規模をもつ世界最大級の木造建築物で、2019年に国の重要文化財に指定されています。
現在の御影堂は、蛤御門の変による焼失の後、 1895(明治28)年に再建されたもので、阿弥陀堂、御影堂門とともに2011(平成23)年の宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌の特別記念事業として大規模な修復がなされました。
堂内の正面中央に親鸞聖人の御真影が安置されており、左右には歴代門首の御影や第8代蓮如上人の御影、また十字・九字名号が掛けられています。
内陣・外陣に敷かれた畳をあわせると927畳にも及びます。
上記の説明のように、御影堂は東本願寺で重要な建物です。

真宗本廟収骨は、真宗大谷派の門徒さんのみ利用できます。
お付き合いがある寺院がなければ、葬儀社に依頼すれば紹介してもらえます。
紹介してもらう際には「本山に納骨したいので真宗大谷派の寺院を紹介して」と伝えてください。
真宗本廟収骨の流れと金額など
真宗本廟収骨には「相続講員収骨證」が必要です。
収骨證の取得は自身での直接申し込みは不可で、真宗大谷派の寺院(お手次寺)を通じて行います。
お手次寺に「相続講金(ご遺骨1体につき12万円以上)」を納めて依頼をしてください。
「収骨證」と一緒に「冊子『参拝される皆さまへ』」「肩衣」の3点をお手次寺より受け取ります。
真宗大谷派東本願寺のホームページより抜粋
参拝日は真宗大谷派東本願寺の「受付時間表」から空いている時間を確認してください。
参拝の予約は希望日の2週間前までに、冊子に付属のハガキもしくは 参拝日お申し込みフォーム で事前の申し込みが必要です。

真宗本廟収骨は御影堂で行いますが、当日の手続きは御影堂の北側にある参拝接待所にある受付で行います。
- 骨壺
- 収骨證
- 寺院から渡された肩衣
- 数珠
上記は忘れずに持参してください。

収骨法要を行うので、華美な服装は避けましょう。
ホームページを確認すると、法話(僧侶による話)→収骨法要でしたが、
私が同席した際は、収骨法要→法話でした。
御影堂での収骨法要は、時間ごとに申し込まれた方で行う合同法要になります。
代表者の名前が呼ばれたら、一緒に進んで焼香を済ませましょう。
御影堂は畳ですが、座椅子があるので足が悪い方でも問題ありません。
真宗本廟収骨で注意すること
真宗本廟収骨では、遺骨は東本願寺が用意した7cmの正方体の桐箱に移し替えられます。
桐箱に納まらない遺骨は戻されます。

真宗本廟に納めるには、2.3寸の骨壺を選びましょう。
手続きは別に必要ですが、大谷祖廟と併せて納骨することも可能です。
最後に
今回は大谷本廟と大谷祖廟での納骨の違い、真宗本廟収骨の流れについて解説しました。
大谷本廟と大谷祖廟は、京都では共に「大谷さん」として馴染み深い場所です。
自身の宗旨をきちんと覚えていれば、「西大谷」か「東大谷」で間違えることはないでしょう。
しかし、寺院を紹介させてもらうときに、宗旨まで覚えている方は多くないことは実感しています。
宗旨に合わせた永代供養を検討しているのであれば、自身の宗旨はきちんと確認しておきましょう。
浄土真宗において大谷さん以外にも、大阪では御堂さんでも永代供養が可能です。
👉【関連記事】大阪市中央区にある北御堂と南御堂での納骨について
ご意見・ご指摘がございましたらお問い合わせフォームからお願いします。




コメント