高槻市合葬式墓地は、2019年4月から高槻市が運営している公営の合葬式墓地です。
高槻市公園墓地の北側に併設されており、高槻市内を一望できる立地にあります。
この記事では、現地を訪問した際に撮影した写真を交えながら、
・施設の場所や雰囲気
・申込み条件と注意点
・費用
上記の点を初めて調べる方が分かるように整理しました。
高槻市合葬式墓地の場所と周辺の環境
高槻市合葬式墓地は、
高槻市公園墓地の北側に位置しています。


現地は安満御所の町の丘陵地で、高槻市内を見渡せる開けた景観が特徴的です。
荘厳で大きなモニュメントは「合葬式=簡素」という印象とは異なり、
落ち着いた環境で手を合わせられる場所だと感じられる方も多いでしょう。
お線香やローソクでのお参りはできませんが、献花台が設置されています。
霊園の入口に生花店があるので、お供えの花は事前に用意する必要がありません。


氏名の刻字(記名板)について
高槻市合葬式墓地では、
希望すれば氏名等を記名板に刻むことができます。

- 合葬=完全無記名ではない
- 名前を残したい方にも配慮されている
上記の点は、家族の心理面で重要なポイントです。
記名板に記されている名前を探している参拝者も多く、家墓の代わりとして役割を果たしています。
昭和に逝去された方の記名板も多く目にすることができ、墓じまいの移転先として選ばれていると実感できます。
記名板の費用については、後ほど解説します。
交通アクセス|公共交通機関利用時の注意点
公園墓地は市街地から離れた丘陵地にあるので、車やタクシーでのアクセスが一般的です。
合葬式墓地のエリア内にも駐車場があるので、足の悪い方でも安心して移動できます。

無料は駐車場で利用できますが、通常の開園時間は午前8時から午後5時まで。
開園時間を過ぎると霊園の入口門扉は施錠され、車での進入はできません。
年末年始も開園しており、お盆やお彼岸の時期は開園時間が延長されます。

電車+バスの場合
- JR京都線・高槻駅
- 阪急京都線・高槻市駅
いずれの駅からも、
👉 市営バスを利用すると「磐手橋」が最寄りになります。
バス停は幹線道路沿いにあるので、墓地までは坂道を歩かなければなりません。
合葬式墓地近くに停留所がありますが、お彼岸とお盆と運行時期は限定されているので注意が必要です。
注意点
- バスの便数が少なく、大半は坂道
- 時間帯によって待ち時間が長くなることも
👉 高齢の方と一緒に行く場合
👉 下見を予定している場合は、
事前に時刻表の確認が必須です。
申込み条件|誰でも申し込めるわけではない
👉 下記の通り民間霊園の永代供養墓と違い、
自治体ならではの厳格なルールがあります。
注釈:親族とは、6親等以内の血族、配偶者、3親等以内の姻族の関係にある方です。
- 高槻市民(申込日現在、高槻市に住民登録がある方)で、親族(注釈)の焼骨や、他の墓地または納骨堂から改葬した焼骨を所有している方。
- 死亡時に高槻市民(死亡時に高槻市に住民登録がある方)であった親族(注釈)の焼骨を所有している方。
- 高槻市公園墓地の墓所を返還すると同時に、合葬式墓地の申し込みをされ、公園墓地に埋蔵された焼骨を所有している方。
- 高槻市民(申込日現在、高槻市に住民登録がある方)で、ご自身の死後の焼骨を合葬式墓地に埋蔵するために生前予約を行う方。
高槻市のホームページより抜粋
生前予約について
上記の通り、生前申込みできるのは自分自身のためのみ。
親や配偶者の分を生前にまとめて申込むことはできません。
また、高槻市が代理で納骨することはできないので、生前予約をする際には、納骨を依頼する人を決めておきましょう。
使用料について|使用区分と高槻市民かどうかで異なる
使用料は、使用区分と申請者が「高槻市民」か「その他」かで決まります。
合葬式墓地の使用区分は、3つあります。
1「合葬のみ」・・・お預かりした焼骨を、職員が布袋に納めて合葬室に埋蔵すること。
2「10年間個別保管後合葬」・・・お預かりした焼骨を、個別保管室で骨壺のまま10年間保管し、期間終了後に布袋に納めて合葬室に埋蔵すること。
3「20年間個別保管後合葬」・・・お預かりした焼骨を、個別保管室で骨壺のまま20年間保管し、期間終了後に布袋に納めて合葬室に埋蔵すること。個別保管期間は、使用許可日からの年数であり、納骨後からの使用年数ではありません。
高槻市ホームページより
| 使用区分 | 高槻市民の費用(税込) | その他の費用(税込) |
| 合葬のみ | 55,000円 | 82,500円 |
| 10年間個別保管後合葬 | 110,000円 | 165,000円 |
| 20年間個別保管後合葬 | 165,000円 | 247,500円 |
| 記名板 | 55,000円 | 82,500円 |
骨壺の大きさについて
管理者により遺骨は骨壺から取り出して専用の綿袋に移します。
そして最終的に他の方と同じ場所に納められます。
そのため、骨壺の大きさに制限はありません。
申込み窓口
申込みは、平日の午前9時から午後5時まで高槻市役所の本館1階にある斎園課(17番窓口)で行います。
※郵送やオンラインでの受付はしていませんので、必ず窓口で申込みをしてください。
申込みに必要なもの
上記の使用料の他に、以下の書類が必要です。
合葬式墓地使用許可申請書と誓約書
被埋蔵予定者1体(1人)につき、合葬式墓地使用許可申請書1枚が必要
申請者1人につき、誓約書1枚が必要です。
いずれも高槻市のホームページからダウンロードできます。
申請者の住民票
申込みの3カ月以内に交付された本籍が記載されている住民票が必要です。
被埋蔵予定者が2体以上であっても申請者が同じであれば、住民票は1部で申込みができます。
戸籍謄本等(交付日は不問)
被埋蔵予定者との続柄が確認できる戸籍、除籍が必要です。
高槻市のホームページより抜粋
ただし、他の墓地等からの改葬と生前予約の場合には不要です。
被埋蔵予定者が2体以上であっても、申請者と焼骨の続柄が確認できれば、戸籍謄本等は1部で申し込みができます。
火葬許可証、分骨証明書または改葬許可証
焼骨を所有している方は、火葬場で受け取った火葬許可証が必要です。
分骨の場合は、分骨証明書が必要です。
他の墓地等から焼骨を改葬される方は、墓地等所在の市町村で発行される改葬許可証が必要です。改葬許可証の発行に関しては、該当する市町村にお問合わせください。
高槻市公園墓地からの改葬の場合には、申請受付時に併せて手続きを行います。公園墓地の墓所使用者と合葬式墓地の申請者が異なる場合には、事前にご相談下さい。
生前予約の場合には不要です。
高槻市のホームページより抜粋
火葬許可証を紛失したなどで手元にない場合には、こちらを参考に再発行の手続きをしてください。
高槻市合葬式墓地が向いている人・注意が必要な人
向いている人
- 高槻市民(または被埋葬者が高槻市民)
- 墓の継承者がいない
- 管理費や将来負担を残したくない
- 公営施設の安心感を重視したい
注意が必要な人
- 生前に家族全員分をまとめて準備したい人
- 交通アクセスを重視する人
- 自由度の高い供養を求める人
まとめ|「条件を理解したうえで選ぶ」ことが大切
高槻市合葬式墓地は、
- 公営墓地ならではの安心感
- 明確なルール
- 永代供養が前提
上記の強みがある一方、
申込み条件や制限がはっきりしています。
「不便な場所」
「思っていた条件と違った」
とならないためにも、
事前の確認と現地での下見は必須です。
👉 最新情報・詳細条件は
高槻市公式ホームページ「高槻市合葬式墓地」
他の公営霊園での永代供養についてはこちらの記事をご確認ください。


コメント