先日に京都の知恩院に行ってきました。
近くには以前に紹介した大谷本廟があり、知恩院でも納骨ができるので興味がありました。
大阪・兵庫では、安価に納骨できる寺院として一心寺が挙げられます。
しかし、一心寺と同じように納骨できる寺院は多くあります。
知恩院でも宗派に関係なく、どの宗派の方でも納骨ができます。
今回は知恩院に納骨する方法と一心寺との違いについて解説します。
知恩院とは
知恩院とは浄土宗寺院7,032カ寺(平成25年)の総本山で、
大阪で【お骨佛】での納骨として有名な一心寺も浄土宗の寺院です。

知恩院への納骨は、浄土宗の総本山に納骨することです。
浄土宗の宗祖・法然が1175年(承安5年)に建てた吉水草庵が知恩院の起源です。
現在の知恩院にある三門と本堂である御影堂は国宝に指定されています。
他にも境内には重要文化財に指定されている建造物などを目にすることができます。
春と秋のライトアップ、大晦日の除夜の鐘などで多くの人が訪れる京都東山を代表する寺院でもあります。
800年以上の歴史がある総本山に納骨することは、他の寺院にはない大きな安心感を得ることができるのではないでしょうか?
知恩院への行き方
知恩院の住所は「〒605-8686 京都府京都市東山区林下町400」です。
京阪電車では「祇園四条」から徒歩で約14分
阪急電車では「京都河原町」から徒歩で約15分
市バスでは「知恩院前」から徒歩で約5分
知恩院の境内には観光客用の駐車場はありません。
回向や納骨などの用事がある際は駐車場を利用できるので警備員の方に声を掛けてください。
警備員に声を掛けるのに抵抗がある方は新門の横にコインパーキングがあります。
しかし、入口の三門までは徒歩で5分弱かかります。


三門の近くにある駐車場はバス専用なので自家用車が利用できません。

三門から御影堂前の間は無料のシャトルバスが運行しています。
午前9時から午後4時と時間が限定されているので注意してください。
御影堂前での乗降はシャトルバスだけでなく、タクシーでも可能です。
足の悪い方はシャトルバスを利用しましょう。
知恩院での納骨の種類と費用
知恩院には永代供養できる合祀型と個別型の納骨施設があります。
普通納骨
納骨堂にある地下納骨室に合祀納骨
- 3寸までの骨壺は5万円以上*喉仏を分骨する場合のみ
- 6寸までの骨壺は6万円以上
- 6寸を超える骨壺、改葬した遺骨は8万円以上
仏名会(12/2~4)納骨総供養の案内を一度だけハガキで送付。
特別納骨
納骨堂にある地下納骨室に合祀納骨
- 3寸までの骨壺は9万円以上*喉仏を分骨する場合のみ
- 6寸までの骨壺は10万円以上
- 6寸を超える骨壺、改葬した遺骨は12万円以上
普通納骨と異なる点は
萬部会(10/23~25)日月牌・特別納骨総供養の案内を5年間、ハガキで送付してくれます。
永代祠堂納骨
納骨堂にある地下納骨室に合祀納骨
- 3寸までの骨壺は55万円以上*喉仏を分骨する場合のみ
- 6寸までの骨壺は56万円以上
- 6寸を超える骨壺、改葬した遺骨は58万円以上
普通納骨と異なる点は
永代祠堂台帳に戒名(俗名)を記載して、永代にわたり祥月命日に回向してもらえます。
納骨初年度に仏名会(12/2~4)納骨総供養の案内をハガキで送付してもらえ、
さらに祥月命日と春・秋両彼岸の年3回、永代にわたりハガキで送付してくれます。
特別永代祠堂寶佛殿納骨
寶佛殿にあるロッカー式の納骨壇に個別納骨
- 骨壺の大きさは関係なしで一人で200万円以上
- ご夫婦では300万以上
納骨壇の指定はできませんが、生前に申し込むことができます。
永代祠堂台帳に戒名(俗名)を記載して、永代にわたり祥月命日に回向してもらえます。
納骨初年度に仏名会(12/2~4)納骨総供養の案内をハガキで送付してもらえ、
さらに祥月命日と春・秋両彼岸の年3回、永代にわたりハガキで送付してくれます。
納骨の流れ
特別永代祠堂寶佛殿納骨は他の納骨とは一線を画す方法になるので、
詳細については知恩院のホームページでご確認ください。
ここでは普通納骨・特別納骨・永代祠堂納骨の流れを解説します。

いずれも納骨堂への納骨ですが、申し込みと回向は本堂である御影堂で行います。

国宝の本堂である御影堂は、間口45メートル、奥行き35メートル、高さ28メートルある知恩院の中心的な建築物なので目立ちます。
案内板もあるので迷うことなく到着できるでしょう。


予約は不要で受付時間は午前9時から午後4時までです。
私は平日の10時に訪問しましたが、受付には2組ほど手続きをされていました。
土日は混雑するようなので、余裕をもって行動しましょう。

御影堂の左側から入ると手続きを行う志納所があります。
志納所にある左記の申込書を記入して、申込書と併せて冥加金(納骨費用)を納めます。
冥加金は振り込むことも可能ですが、事前に志納所への連絡が必要です。
申込書を事前に記入したい方は
知恩院のホームページからダウンロードすることも可能です。
手続きが済んだら受付の順番に、御影堂の内陣で10分から15分ほどの回向を行います。
ご遺骨の納骨は寺院の僧侶が行うので、ご遺族が納骨堂に入ることはできません。

納骨日以降は、御影堂の東側にある納骨堂でお参りをします。
お参りできるのは知恩院が開門している午前9時から午後4時まで。
納骨で注意すること
他の場所に遺骨を納めて知恩院に分骨する場合は火葬許可証は不要。
お墓の代わりに知恩院にのみ納骨する場合は火葬許可証の原本が必要です。
合祀型の納骨とは、遺骨を骨壺から取り出して他の方と同じ場所に納める方法です。
納骨後はご遺骨を返還してもらえません。
手続きをした流れで回向があるので、回向に相応しい服装・数珠を持参しましょう。
御影堂は広いですが、着替える場所はありません。
一心寺との違い
知恩院と一心寺のどちらの寺院も宗派を問わずに予約不要で納骨ができます。
一心寺での納骨の詳細については一心寺と四天王寺で納骨する際の違いでご確認ください。
骨壺の大きさ
一心寺で納骨する際は、2.3寸か3寸の小さい骨壺に遺骨を納めておきましょう。
知恩院では骨壺の大きさに関係なく納骨できます。
納骨の費用
一心寺では2万円で納骨できます。
お墓の代わりに納骨する際に、知恩院では6万円です。
改葬した遺骨
一心寺では墓じまいなどで改葬した遺骨を納めることはできません。
知恩院では金額が変わりますが、改葬した遺骨でも納めることができます。
納骨の方法
一心寺に納骨した遺骨は【お骨佛】になり、次回は令和9年(2007年)に開眼されるまでは納骨堂に安置されています。
知恩院では御影堂での回向が済んだら納骨堂に移されます。
納骨の種類により回向の種類と回数が異なります。
知恩院と一心寺どちらがおススメか?
できるだけ安価に納骨したい方は、2万円の一心寺がおススメです。
知恩院では6万円かかります。
納骨にかかる4万円の金額差をどのように捉えるのかは各々の判断です。
骨壺の大きさに制限に抵抗がある方には一心寺は向いていません。
一心寺は都心にあるので、平日でも多くの参拝者で混雑しています。
にぎやかな環境が苦手な方は、一心寺は向いていないかもしれません。
知恩院は総本山なので境内は広く、参拝者が多くても気になりません。
故人の遺志で一心寺に納骨する方がいる一方で、
安価を理由に安易に一心寺を選ぶ方も多くいらっしゃいます。
費用を優先することは大切ですが、
お墓を建立する代わりに納骨するのであれば、4万円の金額差は大きな違いでしょうか?
4万円は葬儀費用を調整すれば簡単に捻出できます。

どちらの寺院がおススメなのかは、各々の状況で異なります。
金額だけで判断することはおススメできません。
費用を重視するのであれば、きちんと葬儀の段階から準備をしておきましょう。
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