【小さなお葬式】は最悪か?調べて考えてみましたからの続きです。
前回の記事では、サービス内容などを高評価と低評価の口コミを引用しながら紹介しました。
「最悪」だと感想を持たれ、依頼して「後悔」する要因についても触れました。
小さなお葬式は仲介業者なので、一般的な葬儀社と比べて利用する際に注意することがあります。
仲介業者のメリットとデメリットを理解しておけば、適切に利用することができます。
今回は小さなお葬式のメリット・デメリットとおススメの使い方を紹介します。
参考にした口コミサイトは
価格.com
みん評
Google Mapで引用もさせてもらいました。
小さなお葬式のメリット
小さなお葬式のホームページには以下のメリットが記載されています。
追加不要で対応できる
葬儀サービスの苦情で多い内容は、不明なオプションと追加料金による高額請求です。
小さなお葬式と類似する金額を提示する葬儀社は多くありますが、
プラン価格以外にも必ず追加費用が必要な葬儀社もあります。
詳しくは家族葬のらくおう(セレモニーハウス)は高すぎるのか調べてみましたをご確認ください。
小さなお葬式ではオプションを一切不要と伝えれば、最初に案内される金額で対応してもらえます。
また、他の葬儀社が同様の内容で安い金額であれば、可能な範囲で金額を抑えた提案をしてくれるとホームページには記載されています。

追加費用なしで対応してもらえることは、みん評などの口コミサイトでも確認できます。
葬儀社との対応を代行してもらえる
見積もりの内容や金額・担当者の対応に不満があっても直接伝えることに抵抗があれば、小さなお葬式に電話すれば代行して対応してもらえるようです。
ご依頼後のご不満・疑問も真摯に対応いたします
小さなお葬式のホームページより引用
小さなお葬式プランをご依頼後、お打ち合せ時に想定外の費用が発生するなど担当葬儀社に不満や疑問を感じられた場合は、すぐ小さなお葬式にご連絡ください。お客様と葬儀社の間に入り、安心して葬儀が行えるよう仲介いたします。
小さなお葬式のデメリット
【小さなお葬式】で最悪な状況を避けるために、デメリットを認識しておくことは大切です。
葬儀社ガチャがある
どのような葬儀社を紹介してもらえるのか、依頼してからでないと分かりません。
オプションの追加をゴリ押しされるか、遺族に寄り添った内容を提案してくれるのか運次第です。
エンバーミングと湯灌で後悔しない方法で解説しましたが、
エンバーミング施設を持つ葬儀社を紹介されたら、高額なエンバーミングを
ゴリ押しされることもあるようです。
エンバーミング費用に関する不満の口コミはありました。
- プラン金額だけで、もしくは少しの追加で十分に満足できた
- プラン金額の倍以上の価格を提案され不満ながら承諾した
上記のように小さなお葬式の口コミで評価が二分するのは仕方ないことです。
家族葬専門である
日本一選ばれている家族葬専門の葬儀ブランド
小さなお葬式のホームページより
上記に記載されているように「家族葬専門」なので、小規模な式場の利用が前提です。

家族葬とは参列する方を想定できる小規模の葬儀です。
参列する方を想定できれば、式場の広さに合わせて参列の人数を調整したり、
駐車場が足りなければ、参列者に乗り合わせての来館をお願いすることができます。
しかし近所や友人・知人など誰が参列するのか分からない場合は、
参列者の人数と車の台数を把握できません。
把握できない人数と車の台数に対応するためには、式場の広さと余裕のある駐車場が必要です。
小規模な式場に想定以上に多くの方が参列すると以下のことが発生します。
追加費用を払って
外にテントを張り、
椅子を並べて、
臨時の駐車場を確保して、
ガードマンやスタッフを雇う、
解消する提案はできますが、不便さは解消できません。
式場と参列者数のミスマッチの家族葬で後悔した方は少なくありません。

葬儀式場は大は小を兼ねますが、小は大を兼ねません。
小さなお葬式と提携していない葬儀社はたくさんあります。
【小さなお葬式】に依頼しなくても、規模に合わせて対応できる葬儀社(式場)はあります。

参列者数が想定できない家族葬では、広い式場を持つ葬儀社に直接依頼しましょう。
依頼した後にキャンセルしたい場合は、家族葬をキャンセルする方法をご確認ください。
利用できる式場が限定されている
契約している葬儀社の式場しか利用できません。
利用したい葬儀会館があれば、小さなお葬式と提携しているのか調べておきましょう。
近所や利便性の高い場所に理想的な式場があっても、
小さなお葬式と提携していなければ自身で依頼しなければなりません。

また提携先の葬儀会館でも、利用できる式場は限定されることがあるようです。
(略)
みん評
会場はトイレの前の倉庫のような場所、受付台も適当、ハンガーすらなく、控え室など用意もされておらず、何の進行の説明もなしで時間になり突然始まる。
(以下省略)
(略)
みん評
紹介された式場に行くと資料に掲載されていた名称と実際の名称が違う。住所は同じなのに。空きエリアに仮祭壇を設けたものなので誤解を生まないよう正式名称を使ってないとのこと。
正式なホールでお別れしたいと伝えてたら、互助会に入会し48万円払えとのこと。
(以下省略)
上記のように、小さなお葬式を経由して依頼した方は注意が必要です。
時間と場所に制約がある
- 真冬や真夏などの葬儀の件数が増える時期
- 提携する葬儀社が少ないエリア
上記のケースでは、紹介先の葬儀社が決定するまで時間がかかることもあります。
提携先の葬儀社は直接依頼される方を優先するので、小さなお葬式からの依頼を断ることもあります。
(略)
みん評
亡くなったら連絡下さいという事でこれでいつ亡くなっても安心と思っていました。
ところがいざ、亡くなって連絡したところ「その地域の葬儀屋さんが全部埋まっていて案内できない」と言われました。
一度利用した時は満足でしたが
みん評
二度目は空きが無く
あっさり簡単に断られ途方にくれました。
だから星0です。早割会員の何の意味が無い
依頼するエリア・時間帯により、上記のようなことが起こるようです。
依頼件数が多い時期や時間帯によっては、お迎えまで4~5時間待つこともあるようです。
おススメの使い方

「小さなお葬式」直営ホールの利用をおススメします。
直営ホールを利用すれば、葬儀社ガチャを回避できます。
直営ホールを利用できなければ、個人的には小さなお葬式の利用をおススメできません。
仲介による問題点は以下の2点です。
ハズレの葬儀社を紹介された時点で、高額請求で後悔することは確定します。
寄り添った対応をしてくれる葬儀社を紹介されるのかは運次第です。
小さなお葬式がご遺族の葬儀社への不満を代行して対応していれば、満足度は高まるはずです。
しかし、口コミではコールセンターの対応には差があるようです。
上記の理由で、小さなお葬式の利用はオススメできません。
仲介業者の仕組みを利用して、都合よく行動しましょう。
同様のことは利用された方も口コミで教えてくれています。
提携先の葬儀社は紹介されると、ある程度の紹介料を「小さなお葬式」に支払います。
小さなお葬式の経由でなく直接依頼されることは、
葬儀社には手数料が不要なのでメリットしかありません。

多くの口コミでも、提携業者に直接依頼することをおススメしていました。
提携している葬儀社は小さなお葬式プランを把握しているので、
直接依頼してもらえる金額と内容を提案してくれるでしょう。
デメリットは葬儀社と直接交渉するので手間と時間がかかることです。

実際に依頼する段階でなく、事前に交渉すれば余裕をもって対応ができます。
葬儀社は手数料を払ってでも依頼が欲しいので、小さなお葬式と契約しています。
そのような葬儀社は依頼者から事前に相談してもらえるようにしています。
事前に相談をすれば葬儀社の対応を直接体験できるので
「葬儀社ガチャ」のハズレを防げます。
ハズレの葬儀社に当たれば、別の葬儀社に相談に行きましょう。
ハズレの葬儀社としか提携してなければ、提携していない葬儀社を探しましょう。
最後に
家族葬で後悔する理由の多くは、費用と対応内容です。
葬儀社はサービス業なので、スタッフの質による対応の差は生じます。
対応内容で後悔することは、どのような葬儀社を選んでも避けることはできません。
しかし、適切な葬儀社を選択すれば、費用で後悔する可能性は0にできます。
対応内容による満足度は運次第ですが、遺族自身で適切な費用を提示してくれる葬儀社は探せます。

日常生活の節約は数百~数千円単位ですが、葬儀では数万~数十万円単位での節約が可能です。
あらかじめ手間と時間をかける価値は大いにあると思います。
小さなお葬式を利用すれば、近隣にある葬儀社を簡単に探せます。
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