【専門家解説】小さなお葬式の最悪な口コミを徹底分析!後悔しない賢い使い方

お葬式
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テレビやネットの広告でよく見かける「小さなお葬式」
「葬儀受注件数は2017年から8年連続で1位」とホームページに目立つように表示され、多くの人に選ばれている安心感があります。
一方で「最悪だった」「後悔した」といったネガティブな口コミを目にすることもあります。

なぜ「受注件数8年連続で1位」の人気と、ネガティブな評価が両立するのでしょうか?

今回の記事では、現役の葬祭ディレクターである私が口コミを徹底的に分析。
「最悪」という評価が生まれる根本的な理由と、あなたが後悔しないための具体的な賢い使い方を解説します。

この記事を読めば、あなたの不安が解消されて、納得のいく葬儀社を自信を持って選べるようになるでしょう。

参考にした口コミサイトは
価格.com
みん評
Google Mapで引用もさせてもらいました。

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なぜ「最悪」という口コミが多いのか?低評価の理由を口コミから分析

「小さなお葬式」をgoogleで検索すると、「最悪」「後悔」などネガティブな単語が続くのはなぜでしょうか?

その主な原因は、多くの人が「小さなお葬式」を一般的な葬儀社だと勘違いしていることです。

小さなお葬式は「葬儀サービス」を直接提供していません。
葬儀を運営するのは、小さなお葬式と提携する葬儀社です。
小さなお葬式は葬儀社の紹介サービスです。

この勘違いで「最悪」な感想を持ち、依頼したことを「後悔」する原因です。

【小さなお葬式】をGoogleで検索した際に表示される単語
最悪、cm、口コミ、家族葬、費用、後悔、お坊さん、会社
【小さなお葬式】で検索した後に続く単語

ここでは、口コミサイトから見えてくる「最悪」だと指摘される問題点を3つに分け、その背景を解説します。

電話対応

(略)
キャンセルしようとすると、もう霊送しましたか?どこまで進みましたか?としつこく聞かれ、挙句にキャンセル料が発生する、一年早割を適用するからなど、ヒステリックに一方的に電話口で捲し立てられ、家族を失った悲しみにくれる者に対しての態度とは到底思えない対応でした。
(以下省略)

みん評

専門家の分析: 「小さなお葬式」は葬儀社ではなく、葬儀社を紹介するサービスです。
そのため、葬儀の具体的な内容についての質問、担当葬儀社へのクレームを伝えても、明確な返答や対応はできません。
彼らの仕事はあくまで「依頼者の獲得」です。
電話対応が高圧的になったり、ヒステリックな対応に感じられたりするのは、何が何でも契約を取りたいという心理が影響していると考えられます。

対応するスタッフの質

すべてにおいて葬儀屋主導です。
高圧的でやる気がない感じ
親戚から怒られいろいろ言われました。
やはり安い葬式はこんな対応になるもんですかね

みん評

専門家の分析: 提携先の葬儀社が対応するため、サービスを提供するスタッフの質は当然ばらつきが生じます。
質の高いスタッフは、紹介された依頼よりも直接依頼された方を優先するのは、どの業界でも当然のことです。
紹介先の葬儀社の状況次第でスタッフの質は大きく影響を受け、口コミのような低評価につながる可能性があります。

高額請求

一日葬を選択し、いざ故人を運び込み、詳細見積もりの運びとなりました。セット価格で約30万円からオプションを足すこと15品目
合計で100万を超える金額になりました。
(以下省略)

価格.com

(略)
担当者は色々なものを売りつけようとしてきます。高額な棺やエンバーミングなど不安をあおったり脅したりと何が何でも買わせようとしつこく粘ってきます。
断ると眉間にシワをよせて睨んできたり、舌打ちしたりと酷い態度を取ります。
結局、葬儀代金の打ち合わせだけで半日近くかかりました。
何を言ってもおうむ返しで同じ話の繰り返しのため根負けして葬式を依頼しました。
(以下省略)

みん評

専門家の分析: 高額請求の理由は、「小さなお葬式」のプランには紹介手数料が含まれているからです。
また、プランが必要最低限のアイテム・サービスで構成されている点も忘れてはいけません。
一般的なグレードやアイテムに変更するには追加費用が生じ、提携先の葬儀社は追加費用で利益を確保することがあるのです。

小さなお葬式でも提携先に高額販売を禁止していないので、このような高額請求が起こりやすい環境にあると言えるでしょう。

最近では、小さなお葬式自体でも高額なプランや、公認のオプションを提供しています。
これらの高額プランやオプションを販売すれば、提携先が高額請求することは容易でしょう。

口コミから学ぶ!小さなお葬式のメリットとデメリット

「最悪」な口コミがある一方で、サービスに満足された方も多くいます。
ここでは、口コミから見えてくるメリットとデメリットを紹介します。

メリット1:とにかく費用が抑えられる

ご紹介頂いた葬儀屋さんの対応にただただ感謝です。
優しい言葉をかけて下さったり
色々相談にも乗って下さいました
追加料金一切なしで、満足のいく静かな式でした。
本当にありがとうございました。

みん評

追加費用を一切払わずに、最初に提示されたプラン料金で満足できたという口コミは多く見られます。
これは、オプションを一切不要と伝えれば、安価に葬儀を済ませられる可能性があることを示唆しています。

メリット2:手続きがシンプルで分かりやすい

告別式の10日前から電話で問い合わせ、不明点をすべて丁寧に説明していただき、不安が解消できました。
母が亡くなった後の対応も事前の説明どおり迅速で、告別式は大変満足しました。
告別式後の対応もすばらいものでした。
料金が安かったことが、小さなお葬式を選んだ決め手でしたが、すべてに大変満足しました。
家族葬なら[小さなお葬式]が一番です。

Google Map

24時間365日対応のコールセンターがあり、プラン内容や費用がホームページに明確に示されているため、手軽に事前相談ができる点が安心に繋がっています。

デメリット1:サービスの質にばらつきがある(葬儀社ガチャ)

依頼してからでないと、どのような葬儀社を紹介してもらえるか分かりません。
高額なオプションをゴリ押しする業者に当たるか、遺族に寄り添った対応をしてくれるかは「運次第」。
これが、低評価と高評価の口コミが極端に分かれる根本的な原因です。

デメリット2:家族葬専門である

日本一選ばれている家族葬専門・・・・・の葬儀ブランド

小さなお葬式のホームページより

上記に記載されているように「家族葬専門」なので、小規模な式場の利用が前提です。
近所や友人・知人など参列者数が想定できない場合、小規模な式場に想定以上に多くの方が参列すると以下の問題が生じます。

  • 椅子が足りず座れない
  • 建物が狭くて入れない
  • 駐車場がない

葬儀式場は大は小を兼ねますが、小は大を兼ねません。

デメリット3:利用できる式場が限定されている

「小さなお葬式」と提携している葬儀社の式場しか利用できません。
もしあなたが利用したい葬儀会館があっても、提携していなければ直接依頼する必要があります。

また、提携先の葬儀会館でも、利用できる式場は限定されることがあるようです。

(略)
紹介された式場に行くと資料に掲載されていた名称と実際の名称が違う。住所は同じなのに。空きエリアに仮祭壇を設けたものなので誤解を生まないよう正式名称を使ってないとのこと。
正式なホールでお別れしたいと伝えてたら、互助会に入会し48万円払えとのこと。
(以下省略)

みん評 格安葬儀サービスの口コミ・評判(https://minhyo.jp/kakuyasusougi

小さなお葬式に依頼した場合、式場の選択権は提携先にあり、遺族にはないようです。

デメリット4:時間と場所に制約がある

(略)
亡くなったら連絡下さいという事でこれでいつ亡くなっても安心と思っていました。
ところがいざ、亡くなって連絡したところ「その地域の葬儀屋さんが全部埋まっていて案内できない」と言われました。

みん評 格安葬儀サービスの口コミ・評判(https://minhyo.jp/kakuyasusougi

一度利用した時は満足でしたが
二度目は空きが無く
あっさり簡単に断られ途方にくれました。
だから星0です。早割会員の何の意味が無い

みん評 格安葬儀サービスの口コミ・評判(https://minhyo.jp/kakuyasusougi
  • 真冬や真夏などの葬儀の件数が増える時期
  • 提携する葬儀社が少ないエリア

上記のケースでは、提携先の葬儀社が依頼を断ることもあります。
小さなお葬式からの依頼を受けるのは、提携先の葬儀社がヒマだからです。

あなたの不安を解消!後悔しないための賢い使い方

「小さなお葬式」のサービスが、利用者の満足度に左右する大きな要因は、「紹介された葬儀社とスタッフの質」です。
この運次第の「葬儀社ガチャ」を回避し、後悔しないためにはどうすれば良いのでしょうか?

賢い使い方1:提携業者と事前に直接相談する

(略)
次からは葬儀社、僧侶共にネットで探して直接依頼します。
(以下省略)

みん評 格安葬儀サービスの口コミ・評判(https://minhyo.jp/kakuyasusougi

(略)
身近にある葬祭業者や、家族葬を請け負っている良心的な寺院に直接相談したほうが、安く済むのではないかと思ってしまう。

みん評 格安葬儀サービスの口コミ・評判(https://minhyo.jp/kakuyasusougi

上記のように多くの方が、提携業者に直接依頼することをオススメしています。
「事前に複数の葬儀社とコミュニケーションを取っておけばよかった」と後悔している口コミも多く見かけました。葬儀での後悔の主な要因は「費用」と「対応」です。

「小さなお葬式」のホームページを利用すれば、近隣にある提携葬儀社を簡単に探せます。
あなた自身の目で信頼できる葬儀社を事前に選び、直接依頼するという「ひと手間」をかけることで、後悔する可能性をゼロに近づけることができます。

また、直接交渉することで仲介手数料が発生しない分、同じ内容でも費用を抑えた見積りを提示してもらえるかもしれません。

賢い使い方2:「直営ホール」を利用する

「小さなお葬式」は一部のエリアで直営の「小さなお葬式ホール」を広く展開しており、そこを利用すれば葬儀社ガチャを回避できますが、難易度は高いです。

直営ホールを利用する際は、「小さなお葬式ホール」合併で高額請求リスクは?らくおう利用者の口コミから分析を参考にしてください。

専門家のアドバイス: 2025年6月の中旬から、「家族葬のらくおう(セレモニーハウス)」が「小さなお葬式ホール」に名称を変更しています。
SNSでは以下のように注意喚起されている方がいらっしゃいます。

まとめ

「小さなお葬式」の口コミに「最悪」という声が多いのは、サービスの仕組みが「仲介」ではなく「ブローカー」に近いからです。
多くの人がこの本質を理解しないまま利用し、トラブルに遭うケースが後を絶ちません。

しかし、この仕組みを理解し、あなた自身の目で「信頼できる葬儀社」を見つけることで、後悔のない葬儀を実現できます。
費用だけでなく、「この人になら任せられる」と思える担当者を見つけることが、納得できるお葬式への一番の近道です。

小さなお葬式はブローカー?仲介業者との違いと見極め方を解説
「小さなお葬式」の本質であるブローカー的性質を、専門的な視点からさらに深く知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

この記事で、あなたの不安が少しでも軽くなれば幸いです。
ご意見・ご指摘などはお問い合わせフォーム、下記のコメント欄からお願いします。
同業の方からのご意見も大歓迎です。

※この記事は口コミサイト「みん評」などに掲載された内容(2025年6月時点)を参考に執筆しています。
口コミはあくまで個人の感想であり、すべての方に当てはまるものではありません。

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