大阪・兵庫では葬儀を依頼する時期によって、火葬まで日数が要することがあります。
このような状態は「火葬待ち」と呼ばれます。
火葬待ちはデメリットだけでなく、少なからずメリットもあります。
今回は大阪・兵庫の火葬待ちで注意することを解説します。
火葬待ちとは
「火葬待ち」とは、火葬場の都合で逝去されてから火葬までの日数が長くなることです。
明確な基準はありませんが、火葬までに3日以上かかる状況を「火葬待ち」と呼びます。
大阪や兵庫の都市部では8月、12月から3月と葬儀の件数が増える時期に火葬待ちは発生します。
2024年は宝塚市の火葬場が改修工事のために一ヶ月間ほど使用できませんでした。
その期間は川西市、西宮市、池田市など近隣の火葬場で代替しました。
そのために、一部のエリアで一時的に火葬待ちが生じました。
人口当たりの火葬場が不足している東京など、火葬までに常に1週間以上かかる場合は
「火葬待ち」でなく、「火葬難民」と呼ばれ深刻な社会問題となっています。
火葬場は近隣にあるとイヤがられる施設なので移転が困難です。
そのために建て直しになることが多く工事期間は利用できません。
火葬場の老朽化による改修工事や建て直しで使用不可になると、
近いうちに大阪や兵庫でも火葬難民が発生すると考えられています。
火葬待ちのデメリット

火葬待ちのデメリットはご遺体を安置する日数が長くなることです。
ご遺体を安置する場所は、自宅でなければ葬儀社の安置室になります。
仲介業者の大手【小さなお葬式】と【よりそうお葬式】の通夜と葬儀のセットプランでは、
4日分の安置室とドライアイスが付随されていますが、5日目からは追加請求されます。
10万以下の格安葬儀のプランでは3日目から追加請求されます。
安置室+ドライアイスが安置費用です。
安置室は1日1,1000円(税込)ですが、ドライアイスの料金は不明です。
3日目から安置費用を追加請求する葬儀社も多くあります。

火葬待ちでは通常よりも葬儀費用が多くかかります。
火葬待ちのメリット
参列者が多い葬儀では式場などを調整するために日程を調整します。
しかし参列者を限定する家族葬では、逝去した日か翌日に通夜を行い、
翌日か翌々日の短期間で葬儀が行われます。
打合せから葬儀までの日時が短ければ、葬儀社に急かせると正確な判断が困難になります。
もし判断を間違えると大切な家族を送る葬儀で後悔が残るでしょう。
火葬待ちでは依頼する葬儀社に関係なく葬儀の日が先送りになります。
葬儀社に急かされるがあっても、ご遺族は早急な判断の必要がありません。
見積書を見直す余裕ができれば、プランを変更して不要なオプションを削ることができます。
内容を確認して参列者を見直せば、葬儀への後悔を減らすことができるかもしれません。

葬儀社の選択を誤った場合でも、火葬待ちでは葬儀社を変更することが可能です。
悪徳葬儀社と悪質な担当者に騙される可能性が低くなります。
火葬待ちで注意すること
依頼前に安置費用を確認する
葬儀費用を抑えたければ、依頼前に安置費用を確認しましょう。

安置費用は葬儀社の言い値です。
多くの葬儀社では安置にかかる追加費用を公表していません。
一日あたりの安置費用は無料から10万程度と葬儀社により異なります。
安置費用が無料の葬儀社では請求がありません。
高額な葬儀社に依頼すれば、5日間の安置費用が50万円になります。

依頼前に確認しなければ安置費用は教えてくれません。
事前に安置費用を確認を全くしないで依頼する方は、一部の葬儀社にとってカモネギです。
火葬待ちは葬儀社都合でないので、遺族は葬儀社の言われるがままになります。
ご遺族には安置費用は不可避な負担ですが、葬儀社には自動的に計上できる美味しい収益源です。
10万以下の安価なプランで依頼しても、請求金額が2倍から3倍になり得ます。
ドライアイスの代替品として保冷剤を使用する葬儀社は多くあります。
再利用ができないドライアイスよりも、再利用が可能な保冷材では安価に設定できます。
低温に管理できる冷蔵型の安置室がある葬儀社ではドライアイスが不要です。
しかし、保冷剤を使用したり冷蔵型の安置室を所有する葬儀社の安置費用が安価とは限りません。
安置費用が安価な葬儀社は、消費者である遺族自身で探すしかありません。
火葬場に確認する
火葬場が空いていても火葬待ちとウソを伝えて安置費用を上積みしたり
エンバーミングを押し売りする葬儀社もあります。
葬儀社が火葬待ちを強調されて費用が高額になる場合は、
火葬場に直接電話すれば空き状況は教えてもらえます。
最後に
大阪・兵庫では火葬待ちが発生する時期は限られています。
しかし、火葬場の老朽化や死亡者数の増加による火葬待ちの慢性化は予想されています。
火葬待ちは不可避な現象なので、遺族自身で対応できることはありません。
ご遺族にできることは、火葬待ちのメリットとデメリットを把握して葬儀社を選ぶことだけです。
葬儀社はPCやスマホで簡単に探すことはできます。
簡単に探すことはできますが、希望に沿う1社を選ぶことは困難です。
一般の方が想像するより価格と対応内容の差は相当大きいです。
葬儀社のカモネギにならないよう適切な行動をとりましょう。
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