「近所にある小さなお葬式ホールを使うなら、小さなお葬式に直接依頼するしかない」
そう思っている方は、少なくないかもしれません。
実は、小さなお葬式ホールは、
どこに依頼するかによって適用されるプラン内容や金額が変わることがあります。
その代表例が、イオンのお葬式を経由した場合です。
公式サイトの基本料金だけを見ると、
「イオンのお葬式は高い」「小さなお葬式の方が安い」
と感じる方も多いでしょう。
しかし、プランに含まれている内容や、
追加費用が発生しやすいポイントまで含めて比較すると、
必ずしもその印象通りになるとは限りません。
この記事では、
小さなお葬式ホールの運営元や仕組みを整理したうえで、
小さなお葬式とイオンのお葬式のプランを具体的に比較し、
どのような条件で「イオンのお葬式経由の方が有利になるのか」を、
現役葬祭ディレクターの視点で解説します。
「少しでも後悔の少ない選択をしたい」
そう考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
どこが「小さなお葬式ホール」を運営しているのか?
「小さなお葬式ホール」を運営しているのは、小さなお葬式のサービスを提供している(株)ユニクエストのグループ企業です。
最近では「家族葬のらくおう」と「家族葬のセレモニーハウス」が「小さなお葬式」に変更しました。
小さなお葬式の公式ホームページで「直営」と表示されている会館が「小さなお葬式ホール」です。
小さなお葬式ホールが多いエリアは、北海道・神奈川県・石川県・大阪府・兵庫県など。
他にも熊本県熊本市などにも全国に点在しています。
小さなお葬式に依頼した方を「小さなお葬式ホール」や提携葬儀社に紹介します。
「小さなお葬式ホール」の申し込み先は?申し込み窓口でプラン内容が変わる理由
小さなお葬式に依頼しなければ、「小さなお葬式ホール」を利用できないと思う方が大半ではないでしょうか?
しかし、他のブローカー型葬儀社(葬儀のポータルサイト)に依頼しても、小さなお葬式ホールを利用することはできます。
以前の記事で取り上げた、よりそうお葬式・イオンのお葬式以外にも葬儀のポータルサイトは国内には50サイト以上あると言われています。
「安心葬儀」「葬儀の口コミ」などの一部のポータルサイトに依頼をすれば、小さなお葬式ホールを利用することができます。
ポータルサイトを経由して依頼した場合の費用は、ポータルサイトにより異なります。
「安心葬儀」「葬儀の口コミ」などの独自のプランを設定していないサイト経由では、小さなお葬式のプラン価格が適用されます。
しかし、独自のプランを持つ「イオンのお葬式」を経由する場合は、小さなお葬式ホールでイオンのお葬式のプランが適用されます。
小さなお葬式とイオンのお葬式のプランを徹底比較
以下の表は「小さなお葬式」と「イオンのお葬式」のプランを、公式サイト掲載の基本料金(2026年1月時点)を元に比較したものです。
どちらも「一律価格」を打ち出していますが、依頼前に会員登録など事前の手続きが必要です。
小さなお葬式では登録直後から下記の価格が適用されますが、イオンのお葬式では会員登録して2年以上経過しなければ下記の価格より割引が少なくなります。
💬 ポイント:「一律料金」は基本セットなので、火葬料金やお布施で費用は増えます。
| 小さなお葬式 | イオンのお葬式 | |
| 最安プラン | 99,000円(税込) | 161,700円(税込) |
| 会館火葬式 | 176,000円(税込) | 192,500円(税込) |
| 自宅火葬式 | 176,000円(税込) | 192,500円(税込) |
| 一日葬(告別式のみ) | 385,000円(税込) | 360,800円(税込) |
| 家族葬(通夜・告別式あり) | 495,000円(税込) | 434,500円(税込) |
| 一般葬 | 660,000円(税込) | 665,500円(税込) |
最安プランの詳細については、10万円以下の格安葬儀の注意点とトラブルを防ぐ方法をご参照ください。
イオンのお葬式では、東京都など関東エリアに限定した最安プランをより安価に提供しています。
以前の記事で紹介した通り、イオンのお葬式は関東を重視したサービスのようです。
プラン価格だけを比較すれば、「イオンのお葬式」は「小さなお葬式」より高額なので、小さなお葬式に直接依頼した方が、葬儀費用を抑えることができると思われるかもしれません。
しかし、プラン内容を比較すると一概に「イオンのお葬式」が高額になるとは言えません。
家族葬プランで違いを解説します。
お棺


上記のように、イオンのお葬式プランの方がグレードが高くなっています。
差額は5~10万程度と葬儀社により異なります。
霊柩車


上記のように、こちらもイオンのお葬式プランの方がグレードが高くなっています。
小さなお葬式プランで寝台車型からグレードアップすれば、追加費用が発生します。
会葬礼状
小さなお葬式では60枚に対して、イオンのお葬式は50枚です。
しかし、イオンのお葬式の会葬礼状は、専門家が電話取材でオリジナルの文章を作成します。
また、オリジナル会葬礼状をもとに、参列できなかった方への「お礼の手紙」の作成もしてくれます。
このようなサービスは、多くの葬儀社では有料です。
その他の違い
その他にも、イオンのお葬式プランでは棺の上に供える花束が付属しています。
小さなお葬式の費用は安いですが、生花飾りの量も少なく見えます。
また、イオンのお葬式では納棺の儀式を重視しています。
小さなお葬式と同じように白装束などへの着せ替えは有料ですが、「手甲」「脚絆」などを付けるのは無料です。
イオンのお葬式の方が最初から含まれるサービスが多いケースがあることが分かります。
なぜイオンのお葬式経由の方が条件が良くなるのか?
小さなお葬式とイオンのお葬式は同じブローカー型葬儀社ですが、集客方法は大きく異なります。
小さなお葬式はテレビやネットのCMなどで集客しているのに対して、イオンのお葬式では終活イベントの対面での集客に力を入れているようです。
集客の方法が異なるため、依頼者の取り合いになることは少ないと考えられます。
イオンのお葬式では事前準備をしている方、つまり今すぐ利用しない方を対象にしているようです。
今すぐ利用しない方は、時間と気持ちに余裕があるので、他社と比較・検討していることが多いです。
また、2年を経過しなければ、最大の割引価格を適用されません。
終活イベントや対面相談を通じて、
- 事前にプラン内容を理解してもらう
- 他社とも十分に比較してもらう
- 条件を整理した上で契約してもらう
こうした流れを前提にしているため、
プラン自体も「他のブローカー型葬儀社よりも最初から含まれている項目が多い」構成になりやすいのではないでしょうか?
一方で、小さなお葬式はテレビ・ネット広告を起点に「今困っている人(緊急性が高い層)」を拾う導線が強い分、検討から依頼までの時間が短い特徴があります。
低価格を強調した広告をきっかけに問い合わせが入るケースも多く、
最低限の内容を必要に応じて追加していく形になりやすいのが特徴です。
これは決して悪いことではありませんが、条件によっては総額が変動しやすくなります。
窓口では、40万で2日葬が出来て全てついているので、大丈夫です。と言いますが、ついているのは、祭壇、木箱のままの棺桶、火葬場までの車も霊柩車ではない車、その他です。
みん評>小さなお葬式の口コミ
営業はこれでも全然お見送り出来るんですよ。と言いながら、身体を綺麗に保ってあげないと等と言って、その金額を伝えてきます。今の金額は、霊柩車じゃないと打ち合わせで知り、結局どんどんプラスされて、これだったらセットプランの120万の方がおすすめですよ。と言います。
上記のようなブローカー型葬儀社でのオプション販売による高額請求は、口コミサイトでは常態化しています。
イオンのお葬式のプランでは木箱でない棺桶、霊柩車がついているので、上記のような高額請求のリスクは低くなります。
小さなお葬式のプランよりも追加費用が少なければ、総額は安価になるかもしれません。
【結論】「小さなお葬式ホール」を使うなら、イオンお葬式が有利になるケースが多い
ここまでの内容を整理すると以下の通りです。
- 小さなお葬式プランは、オプション販売で高額請求になることがある
- イオンのお葬式は、小さなお葬式よりも高額だが含まれるサービスが多い
- イオンのお葬式プランで小さなお葬式ホールが利用できるエリアがある
上記の条件がそろう場合
「小さなお葬式ホール」を使うなら、
イオンのお葬式を経由した方が条件面で有利になるケースが多い
と言えます。
ただし、すべての人に当てはまるわけではありません。
費用を重視する方にとって、
追加費用なしで小さなお葬式を利用できると判断できるのであれば、
イオンのお葬式を経由する必要はないでしょう。
今回は「小さなお葬式」と「イオンのお葬式」という、
ブローカー型葬儀社同士を比較しました。
ただし、事前に比較できるのであれば、
地元の近隣葬儀社ともあわせて比較することで、
費用と満足度の両面で、より納得のいく選択ができる可能性があります。
事前に比較できるなら、地元の葬儀社も必ず候補に入れてほしい理由
事前に葬儀について調べる時間がある場合、
「小さなお葬式」や「イオンのお葬式」といった
ブローカー型葬儀社だけで比較を終えてしまうのは、少しもったいないかもしれません。
このようなサービスは、窓口としての利便性が高い一方で、
紹介手数料が発生する構造になっています。
この手数料は利用者が直接支払うものではありませんが、
最終的には葬儀費用の一部として反映されているケースもあります。
実際にみん評では、多くの方が提携葬儀社に直接依頼することをオススメしています。
地元に根付いた葬儀社では、
- 地域の慣習や寺院事情などに詳しい
- 自社で会館運営を行うので状況に合わせた柔軟な対応が可能
- 仲介を介さない分、利用者に合わせた見積もりが可能
上記の強みがあります。
その結果、
同じような内容でも費用が抑えられたり、
希望に沿った形で細かく調整できたりすることも少なくありません。
もちろん、すべての地元葬儀社が優れているわけではありません。
だからこそ、事前に比較できる状況であれば、
ブローカー型葬儀社
+
地元の近隣葬儀社
この両方を比較することで、
費用面だけでなく、対応や安心感を含めた総合的な満足度は高まりやすくなります。
後悔しないために、葬儀の相見積もりで押さえるべき3つのポイントもあわせて確認しておくことをおすすめします。
まとめ
今回の記事では、
「小さなお葬式ホール」を利用する場合に、
どこに依頼するかによって条件が変わる仕組みについて解説してきました。
ポイントを整理すると、次の通りです。
- 小さなお葬式ホールは、小さなお葬式の直営会館だが、
他のブローカー型葬儀社を経由して利用できるケースがある - 小さなお葬式は価格を抑えたプランが魅力的だが、
ランクアップやオプションの追加で高額請求に繋がりやすい - イオンのお葬式は、事前準備を前提とした設計のため、
最初から含まれているサービスが多いプラン構成になりやすい - 同じ小さなお葬式ホールを使う場合でも、
追加費用の出やすさによって最終的な総額が逆転する可能性がある
これらの条件がそろう場合、
「小さなお葬式ホール」を使うなら、
イオンのお葬式を経由した方が条件面で有利になるケースが多いといえます。
ただし、すべての人に当てはまるわけではありません。
内容を最小限に抑え、追加費用が発生しないと判断できる場合は、
小さなお葬式に直接依頼した方が損しないこともあります。
また、事前に比較できる状況であれば、
ブローカー型葬儀社だけでなく、
地元の近隣葬儀社も含めて比較することで、
費用と満足度の両面で、より納得のいく選択ができる可能性があります。
同じ葬儀内容、同じホールであっても、
「どこから申し込むか」で結果が変わることがあります。
知らないと損することは多くあります。
この記事が、後悔のない判断をするための一助になれば幸いです。
今回の記事について、ご不明な点・ご意見などござましたらお問い合わせフォーム、下記のコメント欄よりお願いいたします。
「小さなお葬式」「イオンのお葬式」の関係者の方で、記事について誤りなどご指摘がございましたら、修正致しますのでご連絡ください。
※この記事は口コミサイト「みん評」などに掲載された内容(2026年1月時点)を参考に執筆しています。
口コミはあくまで個人の感想であり、すべての方に当てはまるものではありません。


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