葬儀社選びで悩んでいるとき、「イオンのお葬式って実際どうなの?」と気になる方は多いはずです。ネット上には良い口コミもあれば悪い口コミもあり、何を信じて判断するべきか迷いますよね。
葬儀は一度きりでやり直しができないため、葬儀社選びで失敗すると高額請求の後悔などにつながることも少なくありません。
今回の記事では、イオンのお葬式の打合せ経験のある葬祭ディレクターである私が、イオンのお葬式の口コミ・評判を中立の立場から徹底分析します。
良い口コミと悪い口コミの傾向、地域による違い、提携葬儀社ごとの品質差、利用前に知っておきたい注意点など、他の記事では触れられない利用者目線で詳しく解説します。
「最悪って本当?」「費用はわかりやすい?」「担当者の当たり外れは?」といった疑問にも回答します。
この記事を読み終えるころには、イオンのお葬式を選ぶべき人・選ばない方が良い人がはっきり分かり、安心して判断できるはずです。
イオンのお葬式の口コミを総合評価(結論)
イオンのお葬式の口コミを全体的に見ると、
- 受付・電話対応の丁寧さ
- プランや費用の分かりやすさ
を評価する声が多い一方で、
- 担当者(=提携葬儀社)による対応の差
- 想定より高くなる費用
- 葬儀後も続く営業電話
などに不満を抱いている利用者も一定数います。
つまり、窓口の安心感やブランド力には高評価だが、葬儀サービスを対応する葬儀社の質などにより満足度が大きく変わるサービスと言えます。
まずは、良い口コミと悪い口コミの傾向を具体的に見ていきます。
良い口コミの傾向(対応・費用・スムーズさ)
予想外のお葬式ができてしまい場所も離れていたのでとりあえずネットで住所近辺の葬儀屋を探そうと思ったらイオンが葬儀産業に加入とフ情報を知り電話をしてみました電話口の対応もとても良く、状況説明をして快く受けてもらえ本当に心強かったです紹介していただいた葬儀屋さんもとてもよく、親身に話を聞いてくださり火葬だけと思っていた葬儀が火葬式のプランでとても安いのに、立派なお花や49日までの段飾りもすべて揃っていて助かりました とても良いです!!
葬儀の口コミ
高額になるオプションを薦められることはなかった。多少手際の悪い点もあったが総合的には満足した。
葬儀の口コミ
(中略)
明朗会計だった。いくつか標準から切り替えたものもあったが、極端に高額になることはない。イオンが監督者として入っているのでボラれることはないと思う。
まとめると
- 電話対応が丁寧で、不安が軽くなった
- 紹介された葬儀社の対応がよかった
- プラン料金が表示通りで、必要なものが一通りそろっていた
上記のような「対応の良さと費用面の安心感」を評価する声が目立ちます。
悪い口コミの傾向(追加費用・担当者の差・地域差)
イオンの葬儀2回目です。前回がとても良かったので、またイオンに連絡をしました。
みん評
前回と違う小さな森の家 谷在家でした。
打ち合わせ担当者が最悪で、エンバーミングを執拗に進めてきました。断ると態度が変わり、遺体の痛みが進むとか、見た目が変わるのは仕方ないですねと、不安を煽るようなことを言ってきました。
40代の夫が急死しました。急なことで、どこに頼んでいいのか分からず、親しみのあるイオンに頼んでみたのですが、料金は書かれていた金額の二倍以上かかりました。
みん評
オプションをつける話をするときに担当者がニヤっとするのが腹立たしかったです。
会場は希望が通らず、遠くになりお坊さんもやる気のない派遣のお坊さんで全てが最悪でした。
とにかく営業の電話が酷い
みん評
所構わず、時間帯、仕事中、葬儀から1年経ってもまだ営業電話がかかってくる
葬儀前の見積もり確認、葬儀後の案内、法要、初盆、割引サービス、ライン登録、終活に絡めて、いい加減そっとしておいて欲しい
上記の口コミからは、
- 担当者による説明や態度の差
- 想定より高くなる総額費用
- 葬儀後も続く営業電話
といった不満が特に目立ちます。
どの提携葬儀社が対応するのか分からない「ブローカー型葬儀社」に共通する課題が、そのまま表れていると言えるでしょう。
同じブローカー型葬儀社である「小さなお葬式」についてはこちら。
「よりそうお葬式」についてはこちら。
良い口コミに共通するポイント
良い口コミを整理すると、イオンのお葬式は
「初めての人でも安心して利用できる仕組み」 が評価されていることがわかります。
- 受付・電話対応の安心感
- 費用が明確で分かりやすい
- イオンカード特典を含む料金面の安心感
- 担当葬儀社のレベルが高ければ満足度が高い
といった声が多く、「最初の不安を受け止めてくれる窓口」としての役割が大きい印象です。
以下では、良い口コミで特に多かったポイントを詳しく解説します。
受付・電話対応が丁寧という声
「電話の対応が丁寧」「説明が早くて分かりやすい」という口コミが目立ちます。
イオンのお葬式では、24時間365日のコールセンターが窓口となり、
- 焦っている状況でゆっくり説明してくれた
- プランや費用の違いを明確に伝えてくれた
- 初めてでも必要な手順を1つずつ教えてくれた
上記の点が評価されています。
葬儀は「何をどうすればいいのか」が分からないまま進むことが多いため、最初の電話対応が丁寧だと、全体の満足度も高まりやすい傾向があります。
費用が明確で分かりやすい
イオンのお葬式は料金体系がシンプルで、プランごとの内容が一覧で確認できます。
- プランに含まれるもの/含まれないものが明確
- 不要なオプションを付けられにくい
- 内容が簡潔で、比較検討がしやすい
上記の点が安心感につながっています。
葬儀の費用は「火葬料金」「料理などの接待費」など地域差が大きい費用があるため、総額は変動します。
しかし、イオンの場合は “何がいくら必要なのか” が事前に把握しやすいため、満足度の高い口コミが多いのが特徴です。
イオンカード特典で割引が使えるケースがある
イオンカード会員が利用できる割引特典も、良い口コミの一因になっています。
- プラン料金の割引
- カード利用限度額の一時増額
上記のメリットがあり、特典を使うことで「安心して利用できた」という声もあります。
イオン独自の強みとして「大手グループの安心感+割引」が組み合わさる点は高評価につながりやすいポイントです。
提携葬儀社のレベルが高ければ満足度は高い
イオンのお葬式は多くの葬儀社と提携していますが、その中には イオンのお葬式表彰葬儀社 も含まれています。
そのため、満足度の高い葬儀社が担当した場合
- 細やかな気遣い
- 親身な対応
- スムーズな進行
上記の点が評価され、「またお願いしたい」「安心して任せられた」という満足度の高い口コミにつながっています。
逆に言えば、提携葬儀社で満足度が大きく左右されるため、ハズレの葬儀社が対応すれば満足度は低くなるかもしれません。
悪い口コミに共通するポイント
イオンのお葬式には良い口コミも多い一方で、一定数の不満の声も見られます。
悪い口コミを詳しく分析すると、内容は大きく ①担当者の対応差 ②費用が想定より上振れする ③営業連絡が多い の3つに分類できます。
まず最も多いのが 担当者(=提携葬儀社)の当たり外れ を指摘する声です。
イオンのお葬式は自社で葬儀を運営するのではなく、提携葬儀社が対応するため、担当者の経験値・説明の丁寧さ・押し売りの有無などは各社によって相当の差があります。
良い担当者(葬儀社)に当たれば満足度が高い一方、雑な説明や態度の悪さなどが目立つケースも見受けられました。
次に多いのが 高額請求 に関する不満です。
基本プラン自体はシンプルでわかりやすいものの、「供花」「湯灌」「エンバーミング」など、変動する費用が加算されることで「思ったより高かった」と感じる利用者がいます。
これはイオンに限らず、ほぼすべてのブローカー型葬儀社に共通する課題です。
また、資料請求や葬儀後に 営業電話が続く という口コミもあります。
葬儀は緊急性が高いため、フォローの電話が強めになる傾向がありますが、利用者からすると葬儀後の連絡は「しつこい」と感じやすい点でもあります。
担当者(提携葬儀社)で当たりハズレが大きい
イオンのお葬式で最も多い不満が、担当者=提携葬儀社スタッフの品質差です。
イオン側はあくまで「受付窓口」であり、実際に葬儀を担当するのは地域の葬儀社になります。
そのため、説明の分かりやすさ・提案力・押し売りの有無・気遣いのレベル などが各葬儀社で大きく変わります。
良い担当者に当たったケースでは「丁寧で寄り添いがあり、安心できた」という口コミが多い一方、
悪いケースでは「態度が悪い」「説明不足」「オプションの提案が強引」
といった声が寄せられています。
これはイオンに限らず ブローカー型葬儀社の宿命 でもあります。
事前相談の対応に満足した葬儀社(担当者)が忙しければ、他の空いている葬儀社が対応します。
総額費用が思ったより高くなるケースがある
イオンのお葬式は基本プランがシンプルで料金表もわかりやすいですが、実際の総額費用では
「想定より高かった」という声も一定数見られます。
主な上振れ要因は次の3つです。
- 供花、エンバーミングなどのオプション料金
- プランを超えた日数の安置料金
- 火葬料金(自治体ごとに異なる)
- 返礼品や料理などの接待費
これはイオンのお葬式だけではなく、すべての葬儀サービスで発生します。
特に、ブローカー型葬儀社を経由すると、提携葬儀社にとっては紹介手数料が生じます。
手数料を回収するための強引なオプション販売は、みん評などの口コミサイトで確認できます。
営業が多い
悪い口コミで目立つのが、資料請求や葬儀後の営業電話に関する不満です。
- 「1年経っても営業電話が来る」
- 「何度も確認電話が来て困った」
- 「仕事中に何度もかかってきた」
上記のような声もあり、利用者によっては負担になることがあります。
一方で、葬儀では「急に必要になる」ため、フォローが強めになる傾向はあります。
もし煩わしさを避けたい場合は、資料請求時や連絡の際に
「電話連絡不要・メールでの案内希望」と記載すると軽減できるかもしれません。
「イオンのお葬式」の地域差と提携葬儀社の実情
小さなお葬式は提携式場 全国4,000式場以上
よりそうお葬式は提携葬儀場 全国5,000式場以上
一方で、イオンのお葬式では、岩手・山梨・富山・島根・鳥取の5県では提携葬儀社が存在しません。
イオンのお葬式は関東偏重のサービス?
イオンのお葬式では終活イベントを葬儀の事前相談の場として重視しています。
以下の表は、イオンのお葬式を運営するイオンライフが2024年に開催した終活イベントを県別にまとめたものです。
| 県別 | 回数 |
| 千葉県 | 14回 |
| 埼玉県 | 13回 |
| 神奈川県 | 11回 |
| 東京都 | 6回 |
| 大阪府 | 5回 |
| 兵庫県 | 2回 |
| 愛知県 | 3回 |
| 沖縄県 | 1回 |
| 合計 | 55回 |
上記のように“終活イベント”の回数を見ると、
関東では毎月のように開催されている一方で、関西では年数回程度にとどまるなど、
エリアに大きな偏りがあります。
関西はイベントが少ない
関西に住んでいる私がイオンの終活イベントを目にする機会は多くありません。
また、Googleで「家族葬」「火葬」などの葬儀ワードで検索しても、「イオンのお葬式」がスポンサーとして表示されることはありません。
関西ではウェブ広告による集客も重視していないのでしょう。
イオンのお葬式は他のブローカー型葬儀社と異なり、大規模なネット広告でなく、店頭での終活イベントや相談会を軸にした集客を行っているようです。
そのため、関東と比べて関西ではイオンのお葬式の葬儀件数は少ないでしょう。
地域差の正体は「認知 × 提携メリット」の掛け算
葬儀件数の地域差は、次の式で説明できます。
葬儀件数=イオンの認知度(イベント回数)×提携葬儀社の件数(その地域で提携するメリットを感じている葬儀社の数)
✔ 認知が高く、提携も多い地域
→ 関東:葬儀件数が多い
✔ 認知は控えめだが、提携メリットはある地域
→ 関西など:葬儀件数は少ない
✔ 認知が低く、提携メリットも薄い地域
→ 岩手・富山・山梨・鳥取・島根:提携がなく葬儀件数はゼロ?
このように、葬儀件数の地域差は
“対応の良し悪し”ではなく “認知×構造上の理由” によって生まれています。
葬儀社に“メリットがなければ”、そもそも提携が成立しない
ブローカー型葬儀社の葬儀件数は、提携葬儀社の数に比例します。
葬儀社は紹介手数料を支払って利益が薄くなっても、葬儀件数を確保したければ提携します。
小さなお葬式・よりそうお葬式と比べて、イオンのお葬式の提携葬儀社が少ない理由は何でしょうか?
小さなお葬式・よりそうお葬式との違い
見積書・請求書のチェック
「イオンのお葬式」では提携葬儀社の見積書と請求書の内容を確認するので、高額請求されにくい仕組みになっています。
アイテムが充実している
低価格で集客するブローカー型葬儀社では、必要最低限のアイテム・サービスで構成されていることが一般的です。
しかし、イオンのお葬式のプランは、棺などのグレードが高く、プランの白装束に付随するアイテムをつけるだけでなら追加費用が不要です。
火葬式プランにも遺影写真が含まれています。
多くの葬儀社では有料となる「オリジナル会葬礼状」「お礼の手紙」まで含まれるプランもあります。
提携葬儀社の負担が増える
依頼者の情報が送られたら、小さなお葬式・よりそうお葬式では以降の対応は依頼者だけになります。
しかし、イオンのお葬式では、見積書と請求書をFaxなどで送り確認してもらう手間が増えます。
また、他のブローカー型葬儀社よりもアイテム・サービスが充実しているということは、提携葬儀社の利益が薄くなります。
これは遺族である利用者が費用を抑えることができ、満足度が高くなることに繋がります。
イオンのお葬式のメリット
ここまで挙げた口コミや、実際の仕組みを踏まえて、葬祭ディレクターとして感じるイオンのお葬式の「メリット」を整理すると、次の3つにまとめられます。
定額プランの透明性
- ネット上でプラン内容と料金を確認できる
- 何が含まれていて、何が含まれていないかが比較的分かりやすい
- 「見積もりをもらうまで金額が分からない」という不安を減らせる
初めて葬儀を手配する人にとって、料金の“土台”が見える安心感は大きなメリットです。
ネットで完結する手軽さ
- 資料請求から見積もり依頼まで、ほぼネットで完結
- 近くに葬儀社が少ない地域や、仕事・介護で忙しい人でも相談しやすい
- 終活イベントに参加できない人でも、公式サイトから情報収集できる
「まずは全体像だけ知っておきたい」「いきなり地元葬儀社に行くのはハードルが高い」方にとって、葬儀準備の“入り口”として利用しやすいサービスです。
イオンブランドと会員特典の安心感
- 普段から利用しているイオンの名前があることで心理的ハードルが下がる
- イオンカード会員向けの割引
「知らない会社より、聞いたことのあるイオンの方が安心」という方には、ブランド力と会員制度が大きな後押しになります。
イオンのお葬式のデメリット
あらかじめデメリットを把握しておくことは、後悔しないために有効な方法です。
提携式場が少なく、対応エリアに偏りがある
- 他のブローカー型葬儀社に比べ、提携葬儀社の数が少ない
- 2024年の終活イベントも、関東の一部に集中
- 地域によっては提携葬儀社がなく、利用できないケースもある
利用を検討する前に、必ず公式サイトで自分の地域が対象かを確認する必要があります。
提携葬儀社が少ない地域では、繁忙期に「葬儀社が手配できない」というリスクもゼロではありません。
葬儀社を選べず、担当者の当たり外れが大きい
イオンのお葬式は、イオンが葬儀を行うのではなく、地域の葬儀社に依頼を回す“ブローカー型”のサービスです。
そのため、「この葬儀社(葬儀式場)にお願いしたい」と指定しても、その葬儀社が対応できるのか依頼するまで分かりません。
提携葬儀社の大半は人員と式場に空きがあるので、イオンのお葬式からの依頼を受けます。
自社の案件だけで忙しければ、ブローカー型葬儀社と契約する必要はないでしょう。
- 「前回は良かったのに、今回の担当葬儀社は最悪だった」
- 「不安を煽るようにオプション営業をされた」
- 「態度や言葉遣いが雑で、最後まで不信感が残った」
実際に上記のような声があり、担当者=提携葬儀社の品質による“ガチャ”要素が大きいのが実情です。
「信頼できる葬儀社を自分で選びたい」「担当者の質を最優先したい」という方にとっては、大きなデメリットになります。
高額請求のリスクはゼロではない
イオン側が見積書・請求書をチェックする仕組みはありますが、
- 打ち合わせに同席しているわけではない
- 依頼者が内容を理解しないままサインしてしまう
- 断りづらい雰囲気でオプションを追加してしまう
上記の状況では、結果的に「書かれていた金額の2倍以上かかった」こともあるようです。
本当に必要なアイテム・サービスなのかを自分で判断し、「不要なら断る」姿勢が取れない場合、イオンのお葬式を利用しても高額請求のリスクはゼロにはなりません。
これはイオンのお葬式だけではなく、すべての葬儀サービスで発生します。
イオンのお葬式が向いている人・向かない人
ここまで見てきたように、イオンのお葬式には「安心材料」と「ブローカー型葬儀社特有のリスク」があります。
そのため、誰にでもおすすめできる葬儀サービスではありませんが、条件が合う人には選択肢のひとつになります。
イオンのお葬式の打合せ経験のある葬祭ディレクターとして、イオンのお葬式が向いている人・向いていない人 を整理しておきます。
向いている人
- どこの葬儀社に頼めばよいか分からず、まずは相場感や流れだけ知りたい人
- 千葉・埼玉・神奈川・東京など、終活イベントや提携葬儀社が多いエリアに住んでいる人
- シンプルな火葬式・家族葬を中心に検討している人
- 自分で情報を集め、見積もりをチェックし、不要なオプションはきちんと断れる人
- イオンカード特典を活用したい人
向かない人
- 以前利用した信頼できる葬儀社や、相談できる菩提寺がある人
- 「葬儀社を自分で選びたい」「担当者の質を最優先したい」人
- 営業電話や継続的な案内が苦手な人
信頼できる地元葬儀社や寺院がある場合は、間にブローカーを挟まず、直接相談した方が情報量も安心感も大きいと私は感じています。
葬祭ディレクターとして感じる、イオンのお葬式の特徴
イオンのお葬式の公式サイトには、次のような説明があります。
品質面におきましては、ご依頼いただきましたお客さまのご意見をもとに、140項目にわたる「葬儀サービス品質基準」を独自に定めました。その主旨に賛同した葬儀社が「イオンのお葬式」の研修を受講し、修了した葬儀社が「イオン特約店葬儀社」に認定されます。
イオンライフ イオンのお葬式のホームページより抜粋
上記を読めば、提携葬儀社の社員全員が研修を受けているように思えるが、現場レベルではそうとは言い難い。
少なくとも、私が在籍していた葬儀社では“冊子を渡されただけ”で、接遇研修はありませんでした。
(契約時に代表者向けの説明はあったのかもしれませんが、研修を受けた現場のスタッフはいませんでした。)
以下のような口コミも確認できたので、私の会社が特殊という訳ではないようです。
元葬儀屋でイオン対応してました。
みん評
対応した理由が葬儀屋がブラックで地元の人が直接使わないからです。
良い所が事業拡大で提携してるとか
葬儀を申し込んでもらった後仏壇や線香などの直接販路拡大目的などならいいでしょうが
地元で悪名高いからイオンの名前でしたい元勤務先のような場所だと悲惨です。
「イオン特約店葬儀社」と聞くと、イオンに認定された特別な葬儀社のように思えますが、実態としては他のブローカー型葬儀社における「提携葬儀社」と大きな差はないと感じています。
まとめ
イオンの葬儀は提携葬儀社に丸投げ!後悔したくないなら直接葬儀社へ依頼することをおすすめします
みん評
(中略)
イオンとは名ばかりで実際は地域の提携の葬儀社に丸投げしていますので
申込後は全て葬儀社とのやり取りになりますので、葬儀社が良くなければお葬式は最悪です。申込時にはどこの葬儀社になるのかは決まってみないとわかりません。いってみれば運次第です。
「丸投げ」という表現は少し極端ですが、イオンが窓口となり、葬儀の運営は地域の葬儀社が対応している点では、実態に近い部分もあります。
イオンのお葬式はダメというわけではなく、イオンブランドに任せずに、仕組みを理解したうえで“どう付き合うか”を考える必要があるサービスだと感じています。
上記の口コミで提案しているように、提携葬儀社に直接依頼する方法もあります。
3社ほど事前相談して対応を確かめれば、運悪くハズレの葬儀社を引くことはないでしょう。
関西では、店頭広告・ウェブ広告を目にする機会がないので、「イオンのお葬式」を利用するのは情報収集に積極的な方なのでしょう。
そのような方には、他のブローカー型葬儀社よりも魅力的な選択肢に見えることは当然です。
大切なことは以下の3点
- イオンの“名前”だけで判断しないこと
- 仕組みとメリット・デメリットを理解したうえで利用すること
- 必要に応じて、地元の葬儀社に相談したり、菩提寺から葬儀社を紹介してもらう
イオンのお葬式は決して「ダメなサービス」ではありません。
しかし、イオンブランドにすべてを委ねてしまうと、葬儀社次第で満足度が大きくブレるリスクがあることも事実です。
この記事が、イオンのお葬式の口コミを正しく理解し、ご自身の状況に合った葬儀の選択をするための一助になれば幸いです。
今回の記事について、ご不明な点・ご意見などござましたらお問い合わせフォーム、下記のコメント欄よりお願いいたします。
※この記事は口コミサイト「みん評」などに掲載された内容(2025年12月時点)を参考に執筆しています。
口コミはあくまで個人の感想であり、すべての方に当てはまるものではありません。



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